と言われて迷っています。
うちは狭小16坪3階建てペンシルハウス。
太陽光発電の飛び込み営業を受けたのは2016年でした。こんな狭いのに意味あるのかな?って感じでジト目で営業を聞いてたんですが、聞いてるうちに、よくわかんないけどなんかいけるかも!って気分になりまして購入決断しました。
で、9年経過。利用量をモニタしてるかぎり儲かってません。発電分の利用額と売電額を足しても月のローンの支払いのほうが多いのです。ローン終わってからどれだけ頑張れるか、で真価が試されるのかな。。
そして運用開始10年でFIT買取期間満了。売電価格が下がる時期がやってきました。
うちの場合は、1kwh あたり33円から8.5円。。涙。
*FIT買取期間とは太陽光発電開始から10年間買取価格が優遇されることです。
住宅用太陽光発電にせまるFIT買取期間の満了、その後どうする?固定価格買取制度(FIT)の先駆け、太陽光発電がむかえる10年間の買取期間満了。どうなるのか、どうすればいいのか、整理しました。
そこで掲題の「蓄電池、買わないか?」です。
今後のシナリオは3つ想定できるため、比較検討し購入判断の整理をしたいと思います。
- 1 蓄電池は買わない
- 2 蓄電池を買う、太陽光発電が今後20年動いてくれる
- 3 蓄電池を買ったけど、太陽光発電が壊れちゃったら。。
1 蓄電池は買わない
買わない場合、売電価格が下がります。8.5円。
追加の出費もなし、今まで月数千円の収入が1000円以下になる、のみ。
単純におもしろみが無い。
2 蓄電池を買う、太陽光発電が今後20年動いてくれる
太陽光は既に10年近く稼働。後2~30年は稼働するらしいがどうなるかはわかりません。雹が降って壊れたケースも稀にあることはあるらしい、ほかに故障とかもないとは言えない。
でも、動く前提で考えると、8.5円の売電分が通常利用35円相当として活用できる。
この場合差額の26.5円、2kwhで50円ほどの利益。1か月で1500円、1年で18250円。20年稼働したとして、36万円。
ただし、蓄電池容量は5~6kwh。1日2kwhしか生産しないうちの環境だと満充電できず。このため営業さんも積極的には奨められない様子。とはいえ、東京都から補助金がかなり出る、蓄電池で災害対策の観点でどうか?と。
なお、空きの3kwhについては夜にお得なプランを利用して購入することで差額でちょっと利益が出せる面もあり。
蓄電池購入費用は、実質負担で50万円ほど(補助費を差し引いた自己負担分)。20年稼働しても36万+夜得分の利益でトントンかなぁ、という感触です。
上記から、蓄電池購入にともなう金銭的な利益は期待できず、その性能、用途にどこまで魅力があるのか、が判断ポイントになるかなというところ。
個人的には、新しいものは試したい、太陽光発電分もったいないのは活用したい、の2点でGoサインは出していいかな、とちょっと前向きになります。
3 蓄電池を買ったけど、太陽光発電が壊れちゃったら。。
蓄電池の利用は、太陽光発電の余剰分を貯めて活用する、という仕組みです。もし太陽光発電止まっちゃったら?という最悪シナリオも想定してみます。いつ死ぬかわからないけど、最悪シナリオで、蓄電池買ったとたんに太陽光が死んだ、とします。
太陽光からの余剰電力はゼロ。蓄電池に投入する電源はすべて購入することになります。これを有効活用する方法は、電気料金プランの変更。
うちは東京ガスで電気も払っており、基本プランに入っています。基本プランは、利用量に応じて3段階の料金が適用される仕組み。
基本プラン
<https://home.tokyo-gas.co.jp/gas_power/plan/power/menu_basic.html>
これをオール電化プランにすると、夜1時~6時までの5時間に1kwhあたり27円で購入可能。それ以外は35円/kwhです。夜間の安い料金で購入し蓄電池に貯めこみ、高い料金時間に利用することで差額を利益とする考えです。
この場合、5時間で5kwhを購入するため、35円ー27円で8円の利益がでます。
オール電化プラン
<https://home.tokyo-gas.co.jp/gas_power/plan/jikanbetsu/index.html>
1日あたり40円(8円x5Kwh)、1か月で1200円、1年で14600円。20年稼働したとして29万円。太陽光稼働のシナリオ2と比べてちょっと劣りますが、そこまで悪くないかな、と。
注意点
ここで気をつけることとして、
- 平均2kwhで計算してるけど実際はばらついていて売電ゼロの日や、逆に8kwhオーバーの日あり
- 6kwhオーバーで蓄電池に入りきらないのですべて2kwh計算での利益になるとは限らない
- シナリオ3のオール電化プランはそもそも電力利用量が多くないとお得にならない
- 月あたり400kwhあたりが分岐点
- うちの利用量で400超えは夏と冬の4か月くらい
ということで、得する?損する?という観点だとギリギリ、というか損得の観点ではどっちつかず。いきなり太陽光、蓄電池どっちも動かなくなっちゃった、とかでも無い限り。(震災クラスの地震でいろいろ吹っ飛ぶ、ってのはあるかも、、?)
まとめ
太陽光発電が動いても動かなくても、蓄電池への投資を取り戻すという観点だと、20年でもたりるか足らないか、なので電気代節約にはならなそうです。たまにある電気が足りない!ってときにちょっとうちは余裕あるぜ、とできるかも、くらいでしょうか。
買わないだとつまらないので、とりあえず蓄電池を試したほうが楽しそうかな、と思うのでもうちょい営業を受けてみようかと思います。
なお、我が家の電力利用量は200~500kwh。
今後20年で我が家の子供たちも大人の階段を上り、3LDK全部屋をフル稼働すると考えると、電力利用量は増加すると考えられます。また、昨今のインフレ傾向で電気代も上がる傾向あり。と、考えると今の値段で蓄電池を買っておいた方が長期で見ると相対的に安くなる面も期待できるかも、と購入を後押ししたくなる理由も浮かんできます。
なお、上記は20年稼働前提なので、これがさらに30年とか動いてくれたらその分全部利益なのでうまく転べばお得感も大きいかもしれない。
まあ、実質50万で遊べるならアリよりのありですね。
あとは、蓄電池のそもそもの効果、魅力、危険性、捨て方あたりも調べようかな。
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